受講生が見学に マイクロの使用時の着眼点

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こんばんにちは。
みなさん、今晩はいかがお過ごしでしょうか?
私は、明日の北海道の準備をして、ブログを書いています。

今日は、セミナーの受講生だったお二人が医院へ見学に来てくれました。
午後からみっちり、メンテナンスやSRPそしてマイクロを使用したアプローチなど、盛りだくさんであっとう間に時間が過ぎて行きました。

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マイクロで見えて、裸眼で見えないもの?では、裸眼で見えるものは、マイクロで必ずそうみえるのでしょうか?
変な、とんちみたいな感じになっていますが。
マイクロを使い初めてから思うことがあります。

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今日もまたその一つがあり、今日の教訓は、マイクロを使用しても準備を整えないと見えないものがあると再確認したことです。

メンテナンスで訪れた私の患者さんが、昨日前歯のベニアが外れたとお持ちになりました。そこで、メンテナンス後にこの外れた部分をマイクロでチェックしました。支台歯は濡れており、そこに超音波スケーラーにプラスチックチップをつけて、セメントの除去を行おうとしたところ、セメントは残ってないように見えたんですね。

そこでチップを当てるだけ当てて、エアーで乾燥させて検証してみたところ、やはりセメントが残っているわけです。ここで、乾燥をさせていなかったらセメントは、ないという判断になっていたことになります。もちろん、セット時に乾燥させますから、それでは、ドクターに怒られますね(笑)

そうなんです、やっぱりマイクロを使用しようが、準備(この際は、乾燥)をしなければ、見えてないものと一緒であり、裸眼となんら変わりがないということです。そして、プラスチックチップでは、セメントが除去できなかったため、ランガーで丁寧になるべく支台歯を傷つけないようにやさしく、セメントを除去しました。

器具や機械の使用は大切ですが、それを生かす使い方をすることが一番大事ですね。
日々の教訓と、勉強がいかに大切かがわかります。

そのような、臨床の生の声を受講生のお二人にお話できて、よかったと思いました。

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数時間でしたが、実りのある見学になっていると嬉しいですね。
みなさんは、日々の臨床で疑問に思うことはありますか?